達磨寺には「方丈」という建物があり、奈良県指定文化財に指定されています。
「方丈」とは、本来僧侶が居住した建造物のことで、四方が1丈で、方形であることから「方丈」と呼ばれています。
達磨寺の方丈は南北に2つ、東西に3つに区切られ、真ん中の奥の部屋は仏間となっています。
また、屋根が非対称で、西面は入母屋造、東面は切妻造という、奈良では大変珍しい様式になっています。
そんな達磨寺の方丈ですが、建築されてから350年近く経ち、一度も大きな修理がおこなわれていません。それに、建物の特徴からほとんど壁がないために、かなりゆがんできています。
達磨寺では、勧進委員会を設置し、方丈修復のための勧進を募っております。
勧進いただいた皆様のお名前は、芳名録に記載し、後世に伝えさせていただきます。
皆様、何卒ご協力お願いいたします。